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JAWS-UGコンテナ支部 #16〜EKS on Fargateローンチ記念!EKS祭りだワッショイ 参加レポート

JAWS-UGコンテナ支部 #16〜EKS on Fargateローンチ記念!EKS祭りだワッショイの参加レポートです。

jawsug-container.connpass.com

イベント名のとおり、AWSのサービスであるAmazon EKSやそのベースとなるKubernetesについての発表が数多く行われたイベントです。
自分は業務でEKSを運用しているので、業務に役立つことを知りたいと思い、参加しました。
参加した結果、EKS、Kubernetesの運用について色々見直したいという思いになりました。
自分が気になった内容を重点的に紹介・感想を書いていきます。

今こそ振り返るEKSの基礎

t.co

EKSの基礎とはeksctlが何をやっているかを知ることがメインの内容でした。

eksctlを使うといい感じに環境が作れるので、eksctl自体が何をやっているかを意識しなくなるというのはそのとおりで。
発表の中で、eksctlが何をやっているのかという解説の中では知らないことが多々ありました。
タグ付けとか、IAMロールの作成とか、VPCの作成などです。
これらの要素について、こと細かに解説が行われました。

今だとマネージド型のノードグループが作れるようになっていることも知りました。
発表を通して、自分が触り始めた時より、EKSはより便利になっていると感じました。

EKSを学ぶ上でEKSのアドベントカレンダーが役立つとのことです。
実践的な内容が多いとのことです。

qiita.com

EKSが半額になったことですし、AWSのコンソールからEKSの環境を作ってみようと思いました。

コンテナうまみつらみ〜Kubernetes初心者がEKSと格闘した1年を振り返る〜

t.co

2019年4月からEKSを使った開発を始めて、そこから得られた知見を紹介するという発表でした。

本番稼動後に求められる非機能要件を満たすための対策が実体験に基づいて、自分の環境も見直さなければと思わせる内容でした。
以下の内容が参考になりました。

  • Podへのリソース割り当ては、Limitを設定せずに性能評価をした上で設定する
  • カスタムメトリクスなどを使い、Pod自体をスケールアウトさせる工夫をすることで同時実行数を上げる
  • Podの死活監視はsidecarが含まれることで難しくなる

自分の環境では、envoyを使うようなサービス間の連携といったものはないです。
ただマイクロサービス化が進むと今後必要になってくるものだと思うので、今回の話のようなツライ問題を知れて参考になりました。

Kubernetesをめぐる冒険

t.co

Kubernetesのバージョンが1.5の時から本番運用してきての運用の大変さとそれにどう対処してきたかの発表でした。

Kubernetesクラスタのアップデートなどにより、Kubernetesクラスタを作る機会が頻繁にあるので、その運用を改善するためのノウハウが紹介されました。
eksctl, variant, helm, helmfileを活用しつつ、ほぼ数回のコマンドで必要な管理系のサービスが入ったKubernetesクラスタを作れているとのことでした。

自分はまだKubernetesクラスタのアップデート作業を経験していないので、この発表内容を参考に対応したいと思いました。
自分の環境だと何回もkubectlやデプロイ用のコマンドを実行しないと環境が作れないという状態なので、賢く運用している実践例として参考になりました。

CI/CDについて、Flux + ArgoというGitOpsのための構成について紹介がありました。
自分もゆくゆくはGitOpsに対応していく必要があると思っていたので気になりました。

www.weave.works

OSSから理解するEKSとそのエコシステムについて

t.co

Kubernetesのコントローラによる拡張によってAWSKubernetesがどのように統合されているか様々な要素を紹介する発表でした。
AWSKubernetes環境が様々なOSSで支えられていることを知り、このようなOSSを自分でも調べてみたいと思いました。

そのほかの発表

そのほか以下の発表がありました。

どれも興味深い内容ばかりでした。

まとめ

個人的にEKS、Kubernetesの運用についての話はどれも興味深い内容で参考にしたいと思いました。
また、EKS、Kubernetesをもっとやっていかないとという気持ちになりました。
最後にイベントを開催してくれた運営の皆様ありがとうございました!