基本から理解したくてAWSを学習した
今まで雰囲気でAWSを使ってきました。
基本的なことの理解が危ういと感じたので、基本からの理解のために以下のUdemyレクチャーを実施しました。
感想を書きます。
良かったこと
VPCの説明が充実しています。VPC、サブネットのIPアドレス範囲の設定、セキュリティグループの設定といったネットワーク部分の説明が網羅されている印象です。
NATGWはそういうものだったのかというのが個人的な気づきです。
作者さんの実践経験に基づいた配慮が感じられるコンテンツ内容です。
IAMに関してはAWSを利用しているよく出てくるものだと思います。
IAMロールといった要素に関して、要素ごとの説明があって分かりやすかったです。
各要素がどういった役割なのかといった理解が曖昧だったのでありがたかったです。
個人としてAWSを使う場合には料金が気になります。料金をどうやって抑えるかといった説明がされていて、細かな配慮が感じられました。
注意点
Day9までのレクチャーは1レクチャーで1つのサービスを説明しています。それ以降は1レクチャーで2つのサービスを説明するようになっており、内容が薄い印象です。
レクチャーを一通り実施した後は約5.5$ほどのAWSでの料金がかかりました。前提としてAWSの無料枠は既にない状態で実施しています。
まとめ
AWS初心者はもちろん、全体的に基本的なことが学べるのでAWSを触ってはいるけど、雰囲気で使っている人にもオススメです。
GraphQL(Backend)を試した
TypeScriptで作ってみるシリーズの作業ログです。
今回はGraphQLを試してみます。
前回まではこちらです。Backendの処理のWeb化まで行なっています。
とりあえずGraphQLを試す
まずはGraphQLに慣れるため、簡易なGraphQL serverをNode.jsで作ります。
graphql-yogaを使います。
npm install --save graphql-yoga
GraphQLのスキーマ定義やリゾルバを実装します。
index.js
const { GraphQLServer } = require('graphql-yoga') const typeDefs = ` type Query { info: String! } ` const resolvers = { Query: { info: () => `This is the API of a Hackernews Clone` } } const server = new GraphQLServer({ typeDefs, resolvers, }) server.start(() => console.log(`Server is running on http://localhost:4000`))
type Query
でGraphQLのクエリを定義しています。
resolvers
はクエリに対しての実際の処理になります。
ここでは単純にThis is the API of a Hackernews Clone
という文字列を返しています。
GraphQL serverを起動します。
node index.js
localhost:4000
をブラウザで開きます。
以下のクエリを実行します。
query { info }
クエリ結果が表示されます。
WebAPIをGraphQL化する
GraphQL対応
GraphQLに対応するために以下のように変更しました。
前述の簡易的に作った方法とあまり変わりません。
index.ts
import { GraphQLServer } from 'graphql-yoga'; import { main } from './main'; const resolvers = { Query: { get: () => main().then(v => v), info: () => `This is the API of a Hackernews Clone`, }, }; const server = new GraphQLServer({ resolvers, typeDefs: './dist/schema.graphql', }); const port = process.env.PORT || '3000'; server.start({ port }, () => console.info(`API running on localhost:${port}`));
スキーマ定義は別ファイルにしています。
schema.graphql
type Query { info: String! get: [Qiita] } type Qiita { rendered_body: String body: String coediting: Boolean comments_count: Int created_at: String group: Group id: String likes_count: Int private: Boolean reactions_count: Int tags: [Tag] title: String updated_at: String url: String user: User page_views_count: Int } type Tag { name: String versions: [String] } type User { description: String facebook_id: String followees_count: Int followers_count: Int github_login_name: String id: String items_count: Int linkedin_id: String location: String name: String organization: String permanent_id: Int profile_image_url: String team_only: Boolean twitter_screen_name: String website_url: String } type Group { created_at: String id: Int name: String private: Boolean updated_at: String url_name: String }
そのほかにDockerfile
、package.json
、tsconfig.json
を修正しています。
実行
クライアント側のクエリの内容に応じて結果が返ります。
ここでは、ユーザの名前と記事のタイトル名のみを取得しています。
クエリを変えることで取得するデータを変えることができるのが面白いです。
最終的なプログラムはこちらです。
まとめ
GraphQLをベースとしたスキーマ駆動開発は便利そうです。
OpenAPIなどもありますが、GraphQLはAPIの定義がシンプルなので開発者体験も良さそうです。
参考
こちらを参考にしました。
www.howtographql.com
2018年で学んだ技術
今年を振り返る的な投稿です。
今年も色々学べました。ただ技術の進歩が早すぎて学んでも学んでもより良いものが出てきてしまいますね。それを楽しめるようになってこそのエンジニアなのかもしれません。
パブリッククラウド
- AWS
- Amazon Rekognitionで人物の画像処理
- Athenaを使ったRekognitionによる人物データの分析
- Firehoseを使ってのデータ収集基盤の構築
- EC2、Lambda、S3の扱い方
- Azure
- Cognitive ServicesのFace API試用
Azure来るだろうと思って昨年はよく学習してましたが、あまりAzureは来ませんでした。やはりAWSの需要が大きい。
画像処理
クラウドサービスを含めた画像処理についてはこの記事で言及 hi1280.hatenablog.com
Webフロントエンド
- AngularとFirebaseでWebアプリ作成
- PWAの理解と試用
- React、Vue.jsを試用
- Reduxライクな状態管理を試用
コンテナ技術
- Docker、Docker Compose、Kubernetesを試用
- サンプルのWebアプリを動作させてみる
IoT
- Amazon EchoからAWS IoTを使ってラズパイを操作
まとめ
来年のテクノロジ・トレンドがガートナーから発表されています。 enterprisezine.jp
概ね昨年と傾向は変わらず、AI、IoT、MR、ブロックチェーンのようです。
量子コンピューティングは気になります。
来年は何をしようかな。