なになれ

IT系のことを記録していきます

基本から理解したくてAWSを学習した

今まで雰囲気でAWSを使ってきました。
基本的なことの理解が危ういと感じたので、基本からの理解のために以下のUdemyレクチャーを実施しました。

手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで

感想を書きます。

良かったこと

VPCの説明が充実しています。VPC、サブネットのIPアドレス範囲の設定、セキュリティグループの設定といったネットワーク部分の説明が網羅されている印象です。
NATGWはそういうものだったのかというのが個人的な気づきです。
作者さんの実践経験に基づいた配慮が感じられるコンテンツ内容です。

IAMに関してはAWSを利用しているよく出てくるものだと思います。
IAMロールといった要素に関して、要素ごとの説明があって分かりやすかったです。
各要素がどういった役割なのかといった理解が曖昧だったのでありがたかったです。

個人としてAWSを使う場合には料金が気になります。料金をどうやって抑えるかといった説明がされていて、細かな配慮が感じられました。

注意点

Day9までのレクチャーは1レクチャーで1つのサービスを説明しています。それ以降は1レクチャーで2つのサービスを説明するようになっており、内容が薄い印象です。
レクチャーを一通り実施した後は約5.5$ほどのAWSでの料金がかかりました。前提としてAWSの無料枠は既にない状態で実施しています。

まとめ

AWS初心者はもちろん、全体的に基本的なことが学べるのでAWSを触ってはいるけど、雰囲気で使っている人にもオススメです。

GraphQL(Backend)を試した

TypeScriptで作ってみるシリーズの作業ログです。
今回はGraphQLを試してみます。
前回まではこちらです。Backendの処理のWeb化まで行なっています。

hi1280.hatenablog.com

とりあえずGraphQLを試す

まずはGraphQLに慣れるため、簡易なGraphQL serverをNode.jsで作ります。

graphql-yogaを使います。

npm install --save graphql-yoga

GraphQLのスキーマ定義やリゾルバを実装します。
index.js

const { GraphQLServer } = require('graphql-yoga')

const typeDefs = `
type Query {
  info: String!
}
`

const resolvers = {
  Query: {
    info: () => `This is the API of a Hackernews Clone`
  }
}

const server = new GraphQLServer({
  typeDefs,
  resolvers,
})
server.start(() => console.log(`Server is running on http://localhost:4000`))

type QueryでGraphQLのクエリを定義しています。
resolversはクエリに対しての実際の処理になります。
ここでは単純にThis is the API of a Hackernews Cloneという文字列を返しています。

GraphQL serverを起動します。

node index.js

localhost:4000をブラウザで開きます。
以下のクエリを実行します。

query {
  info
}

クエリ結果が表示されます。
f:id:hi1280:20190105213032p:plain

WebAPIをGraphQL化する

GraphQL対応

GraphQLに対応するために以下のように変更しました。

前述の簡易的に作った方法とあまり変わりません。
index.ts

import { GraphQLServer } from 'graphql-yoga';
import { main } from './main';

const resolvers = {
  Query: {
    get: () => main().then(v => v),
    info: () => `This is the API of a Hackernews Clone`,
  },
};

const server = new GraphQLServer({
  resolvers,
  typeDefs: './dist/schema.graphql',
});

const port = process.env.PORT || '3000';
server.start({ port }, () => console.info(`API running on localhost:${port}`));

スキーマ定義は別ファイルにしています。
schema.graphql

type Query {
  info: String!
  get: [Qiita]
}

type Qiita {
  rendered_body: String
  body: String
  coediting: Boolean
  comments_count: Int
  created_at: String
  group: Group
  id: String
  likes_count: Int
  private: Boolean
  reactions_count: Int
  tags: [Tag]
  title: String
  updated_at: String
  url: String
  user: User
  page_views_count: Int
}

type Tag {
  name: String
  versions: [String]
}

type User {
  description: String
  facebook_id: String
  followees_count: Int
  followers_count: Int
  github_login_name: String
  id: String
  items_count: Int
  linkedin_id: String
  location: String
  name: String
  organization: String
  permanent_id: Int
  profile_image_url: String
  team_only: Boolean
  twitter_screen_name: String
  website_url: String
}

type Group {
  created_at: String
  id: Int
  name: String
  private: Boolean
  updated_at: String
  url_name: String
}

そのほかにDockerfilepackage.jsontsconfig.jsonを修正しています。

実行

クライアント側のクエリの内容に応じて結果が返ります。
ここでは、ユーザの名前と記事のタイトル名のみを取得しています。

f:id:hi1280:20190105225438p:plain

クエリを変えることで取得するデータを変えることができるのが面白いです。

最終的なプログラムはこちらです。

github.com

まとめ

GraphQLをベースとしたスキーマ駆動開発は便利そうです。
OpenAPIなどもありますが、GraphQLはAPIの定義がシンプルなので開発者体験も良さそうです。

参考

こちらを参考にしました。
www.howtographql.com

2018年で学んだ技術

今年を振り返る的な投稿です。

今年も色々学べました。ただ技術の進歩が早すぎて学んでも学んでもより良いものが出てきてしまいますね。それを楽しめるようになってこそのエンジニアなのかもしれません。

パブリッククラウド

  • AWS
    • Amazon Rekognitionで人物の画像処理
    • Athenaを使ったRekognitionによる人物データの分析
    • Firehoseを使ってのデータ収集基盤の構築
    • EC2、Lambda、S3の扱い方
  • Azure
    • Cognitive ServicesのFace API試用

Azure来るだろうと思って昨年はよく学習してましたが、あまりAzureは来ませんでした。やはりAWSの需要が大きい。

画像処理

クラウドサービスを含めた画像処理についてはこの記事で言及 hi1280.hatenablog.com

Webフロントエンド

  • AngularとFirebaseでWebアプリ作成
  • PWAの理解と試用
  • React、Vue.jsを試用
  • Reduxライクな状態管理を試用

コンテナ技術

  • Docker、Docker Compose、Kubernetesを試用
    • サンプルのWebアプリを動作させてみる

IoT

まとめ

来年のテクノロジ・トレンドがガートナーから発表されています。 enterprisezine.jp

概ね昨年と傾向は変わらず、AI、IoT、MR、ブロックチェーンのようです。
量子コンピューティングは気になります。
来年は何をしようかな。