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チームの進捗管理にJira Software Cloudを使っている

チームの進捗管理について、ここ1年くらい取り組んできて、一時期Trelloを使ってましたが、最近はJira Software Cloudを使うようになりました。
この理由などについて紹介します。
進捗管理をする必要があるチームリーダーやマネージャーの役割の方への参考になればと思います。

要約

  • 前提条件
    • 数ヶ月先くらいの粒度で予定を把握したい
  • Jira Software Cloudについて
    • 最初からロードマップの機能があってちょうど良い
    • 案外シンプルに使うことができる
    • 子イシューでもロードマップに線表が表示できるようになった
    • 動作速度は気になるかも

前提条件

基本的にはチームのメンバーに目標を持って日々の作業に取り組んでもらいたいために進捗管理を行なうようにしています。予定は1ヶ月から数ヶ月先くらいの大きめの粒度にして区切りを意識してもらうことを狙いにしています。長めの予定でも期日を決めることで、そこに向かう意識が生まれて、なんとなくで日々の作業に取り組むということをある程度抑止できると考えています。
予定の区切りが細かすぎると運用作業における割り込み作業などが入ってきた場合に頻繁に予定の変更が発生してしまい困るので、余裕を持たせるように意図しています。

  • チームの規模は3名から5名ほど
  • 数時間から数日くらいの細かい作業の管理はしない、メンバーに任せる
  • 数ヶ月先の予定を把握したい
  • チーム内の作業として、開発と運用作業をそれぞれ行う必要がある

内容

前提条件を踏まえて、ガントチャートのように長期間の予定を把握することに対応する必要があります。
また、急な割り込み予定が入ってきても予定の修正を容易にしておきたいです。

Jira Software Cloudについて

Jira Software Cloudではガントチャートのように長期間の予定を表現する機能としてロードマップの機能があります。
こちらの機能を使うことで、数ヶ月単位の予定に関して分かりやすく可視化できます。
こちらのロードマップの機能は最初から利用することができます。

このようなイメージです

また、Jiraは複雑という利用前のイメージがありましたが、入力項目は初期状態だとシンプルです。個人的には、イシューの説明が書けて、イシューの状態と予定、担当者が割り振れるので、初期状態の入力項目で十分だと思っています。

入力項目が多くないので、変更にはそこまで労力がかからないと考えます。

まだBetaなのですが、直近のアップデートでロードマップの大元のイシューだけでなく、そのイシューに関連する子イシューでもロードマップ上に線表を表示する機能が追加されています。
線表が表現できるパターンが増えるのは、個人的には嬉しいアップデートです。

jira.atlassian.com

ただし、Jiraは動作速度がもっさりしているところがあります。このあたりは人によっては気になるところかもしれません。

Trelloとの比較

動作速度はTrelloの方が良いです。
以前はカンバンボードの形式でTrelloを使用していました。この形式だと長期間の予定を表現するのは難しいです。
Trelloにはタイムラインビューというガントチャート風に表現する形式があるようですが、こちらは使う機会に恵まれませんでした。
もしかしたら、タイムラインビューの機能を使えば、Trelloで長期間の予定を表現するのが難しいという問題が解消されるかもしれません。

まとめ

自分はSI業界出身で、ガントチャートなどの進捗管理を意識させられた経験があり、ある程度、先の計画を作ることに関してこだわりが強い方です。
そういったこだわりがあるということを前提に今回の内容を見てもらえればと思います。
また、他の方々がどのように進捗管理をしているかは気になります。